今日の読書日記。谷川史子『花と惑星』

花と惑星 (りぼんマスコットコミックス クッキー) 谷川史子花と惑星 (りぼんマスコットコミックス クッキー)



今日は健康診断。昨日から何も食べれずひもじい思いをしておりました。


そんなことはおいて置いて、谷川史子センセの年イチ?の作品集『花と惑星』(ISBN:4088566963)。
12年間の片思い?を描いた表題作を含め、これぞ「谷川ワールド」と呼べるような安定した短編集。


掲載誌が「りぼん」から「クッキー」に変わり、作品群の主人公は「女子中高生」から「女子大生」に代わったことで、避けては通れぬ部分もなんとか描写しており、昔ながらの連作系恋物語ではあるものの、読んでいていろいろ思うところはある。(いい悪いは言えない)

他のヒトも書いてたけど、作家さんはいい編集者がつかないとタイヘンなんだな、とか余計なことを考えてしまうくらい、最近の彼女の作品は少し不安定で、テーマとページ数が上手くマッチングしていないためか、消化不良感&間延び感漂う作品が続いていたように思う。


が、今回はそうしたここ最近の数冊とは打って変わって非常に上手くまとめられており、作品としてはタイヘン楽しく読めて、ハッピー。なにが変わったんだろう?


「この調子で、どんどん描いてください!」とお願いしたいところだが、どうも最近、集英社以外の仕事もお入れになっていらっしゃるようなので、次回のコミックスはちょっと時間がかかるかも(;´Д`)

→こんな人にお勧め…最近の谷川はちょっと…と思って遠ざかってたヒト。そして、少女マンガになんかヘンな夢を持ってるヒト(ぉ。