今日の読書日記。若杉公徳『デトロイト・メタル・シティ1』

若杉公徳『デトロイト・メタル・シティ (1) (JETS COMICS (246))』
買い損ねてたのが重版かかってたのでようやく購入。
つか、こんなメジャーなのを取り上げてはおいらのプライドが…wwww

この作品はデスメタルのもっとも優れた伝道者でありかつもっと恐ろしい悪魔、ヨハネ・クラウザーⅡ世様が、彼の圧倒的な詩嚢により紡がれる戦慄の調べにより、絶望的な人間界を宣撫し尽くされるまでの日々の記録を淡々と描いた記録映画的な作品。

恐ろしいまでの彼の残虐性、残忍性が作者の持つ圧倒的な描写力でこれでもかとまで描かれ、読むものを心の底から畏怖させる。

また本作品中、繰り返し"演奏"される名曲「SATSUGAI」は今までにもOKRA、PAS！など、現実に存在するさまざまなメディアで取り上げられており、すでにメディアミックスと過言ではない。

また、他の作家も彼らの存在をリスペクトしており、最近某氏が執筆しそこそこのヒットを飛ばした『某氏の憂鬱』なる私小説でも主人公が通う高校の文化祭で、このクラウザーⅡ世様率いるDMCのコピーバンドが演奏しているシーンが描かれており、圧倒的な人気を誇っていたと結ばれている。

→こんな人にお勧め…この説明文のウソを見抜ける人。